大変だにゃ!高齢者の方が、お餅をのどにつまらせたにゃ!
え!?それは大変!、すぐに対処して!
すぐに対応って、どうしたらいいにゃ?
介護の勉強したときに習ったでしょ?
習ったけど、どうやるんだっけ?
じゃあもう一度おさらいしましょう!
お正月はお餅を食べることが多いから、当然のどにつまらせる事故も起こりやすくなります。そのときに介護士さんはどのように対応すればいいか、もう一度復習しておきましょう
目次
お餅がつまったら確かめること!
お餅がつまったらまず、呼吸をしているかどうかを確認しましょう!
(※ついでに救急車にもすぐ連絡をして、状況を話しましょう。)
呼吸をしている場合
呼吸をしている場合は、のどの食道部分に詰まっている可能性があります。
その時は、吐き出すか、水を飲んで飲みこめるかどうかを試してみましょう!
呼吸をしていない場合
呼吸していない場合は気道に食べ物がつまっている可能性があります。
これは非常に危険な状態です。
まずは意識があるかどうか確認しましょう。
名前を呼んで、反応を見てください。
意識があるかどうか分かります。
意識があるかどうかで対応が変わります。
意識がある場合は2つの方法があります
ハイムリック法(胸部突き上げ法)
- 相手の背中から脇の下へ自分の両手を回します。
- 片手で握り拳を作り,その親指側を相手のへそより上でみぞおちより下の部分に当てます。
- もう一方の手で握り拳を握り,素早く手前上方(自分側)に引きつけるように圧迫して突き上げます。
※1 ただし,妊婦と乳児には腹部突き上げ法を行わないでください。
※2 腹部突き上げ法は内臓を痛める恐れがあるので,異物の除去に成功しても必ず診察を受けてください。
背部叩打法
- 立っていたり座っていたりしているときに腰を折って前屈みにします。
- 頭を低くした状態で相手の肩甲骨の間を自分の手を卵の形にして、手のひらの方で強めに数回叩きます。
- また,横に寝た状態で叩いても効果があります。
どちらも早く遺物除去する必要があるので、思い切ってやりましょう。
遠慮していると、命を落とす危険もあります。
意識がない場合
これはかなり危険な状況です。
直ちに心肺蘇生法(胸骨圧迫と人工呼吸)を開始しなければいけません。
このように心肺蘇生を行います。
まとめ
のどに詰まらせたら、スピードがかなり重要です。
救急車を呼ぶかどうかを考えるのではなく、すぐに119番をして呼びましょう。
その間に遺物の除去や心肺蘇生の対応をとるようにしましょう。
介護士ミーティングで必ず実技を練習しておきましょう!