生活相談員の電話連絡について。とても重要です!

相談員は電話をかけることが多いと思います。ここでは相談員の電話連絡の重要性について経験を踏まえて、ご紹介したいと思います。

<電話連絡を重視しましょう>
現代ではインターネットが普及しており、情報を相手に伝える手段が多種多様になっていますが、連絡をとるのはやはり電話だと思います。メールやショートメッセージで利用者の情報を伝えても、詳しい状況が伝わらないですし、相手の反応も分かりません。できれば、相手の反応が分かる手段、直接面談か、電話連絡で利用者の家族とコミュニケーションをとることをお勧めします。

<家族の方は、老化が進んでいるとは思っていません>
利用者の状態は日に日に変わっていきます。介護しは毎日見ているから、大して変わってないようにみえます。でも家族からしてみたら、施設に預けた状態で時が止まっています。まだ元気で、老化が進んでいるなんてことは考えません。施設の人がしっかり見てくれてるから、大丈夫だと思っています。

<家族に連絡していないと>
家族に連絡をしていないと、家族はずっと元気だと思っています。そこに、突然施設の人から、「お母さんの状態が悪いです」と連絡が入ったらなんと思うでしょう。「えっなんでこうなるまで連絡してくれなかったの?」となるでしょう。

<連絡するタイミング>
実は連絡するタイミングが、なかなかないのが現状です。利用者は少しずつ悪くなっています。食べる量も9割になったり、10割食べたり、次の日は8割だったりします。いつ家族に電話していいのか正直わからなくなります。ほんのちょっとでも悪いことがあれば、すぐに連絡しましょう。「熱が少し高い」とか「今日はご飯を食べなかった」とか、「最近なかなか起きない」とか・・・。

<連絡を度々したら迷惑?>
私は度々家族に連絡するのは迷惑ではないかな?と思って連絡するのを控えていました。でもこれは間違いです。親のことで連絡を受けて、迷惑だと思う子はいません。たとえ仕事で忙しくても、「こんなことで連絡をするな!」と言って怒る方はいませんでした。1日に何度も連絡するのは迷惑かもしれませんが「熱があるので、時間がありましたら、様子を見にきてください」という連絡はしてもいいと思います。

<まとめ>
今回は家族に対してだけを紹介しましたが、ショートステイだと、ケアマネさんにも連絡しないといけないです。ケアマネさんにもちょっとの変化を伝えておくと、あとあと話すネタができますし、たくさん連絡をしておくと、事業所としても信用してもらえます。あんまり頻繁に連絡すると迷惑がられますが、連絡しないよりはましです。わたしの先輩はほんとに何回も家族やケアマネに連絡をしていました。それを見て、家族への連絡が大事なんだと私も認識しました。よく家族から訴えられるケースを耳にしますが、ほとんどが連絡不足です。全く問題なく過ごしている利用者のかぞくにも、「最近は、落ち着いて過ごされてますよ」と一言伝えるだけで、家族の印象はだいぶん変わります。相談員業務をされている方は、書類作りも大切ですが、それ以上に家族に連絡することが大事だということをしっかり覚えておきましょう。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。