介護の仕事をしていて、仕事を休む人が出てきます
そんなとき、だいたいその人に問題があると片付けられます
今の職場でも、突然出勤しなくなった職員がいます。
言うまでもなく、職場環境の問題でした。
しかし上の人は、自分達のやり方に問題はないと思っているので、当然その人に問題があったということにします。
そんなことを目の当たりにして、動画でなんとかこの思いをつたえられないかと思い、作成しました。
「出勤しない職員が悪いわけじゃない」動画
この動画をたくさんの人に見てもらって、もう一度職場環境を見直してもらいたいです。
「ひょっとしたら、自分達に問題があるのでは?」というふうに考えれば、必ず変わっていきます。
少しずつ変わっていけば、人手が足りない介護業界の離職率を下げることにつながるかもしれません。
そいつが悪いと決めつけるのは簡単です。
しかも、そいつが悪いと決めつければ、職場環境を変えるという面倒な作業もしなくて済みます。
しかし、それでは施設の成長はありませんし、人手はどんどん減ってしまいます。
何が本当に問題になっているのか、そして何を大事にしなければいけないのかをしっかり考えて、施設運営をしていってもらいたいです。

動画に関するコメント
ただ、その職員の思い込みもあるから一概には言えないと思います。職場や現場にもよりますがほとんどの人に出来ているのにどうしても馴染めない・出来ない人間がいるのは事実ですから。
コメントありがとうございます。
介護現場だけに限ったことではないかもしれませんが、できる人もいれば、できない人もいます。
どうしても馴染めない人に対して、そこまで配慮する必要があるの?という気持ちになると思います。
これはとても大切なことだと思います。
価値観や育ってきた環境が違う人たちが集まって、仕事をするのですから、ある一定のルールも必要です。
私たちが一番に考えないといけないのが、価値観の違う人が集まっても、利用者に問題なく生活してもらうということです。
まずこの重要なことを真ん中にどんと置いてから、いろいろな対策をしなければいけませんね。
まぁ考え方は色々ありますが介護現場は確かに大変です。ただ、個人的には突然来なくなったら、本人が悪いでしょ。他罰的になって何被害者的になってるの?学校じゃないんだから、社会人としての責務を果たすべきじゃない。お金もらってるんだからって思います。
私もどちらかと言うと、本人が悪いでしょと思いがちです。
この動画は自戒の意味も込めて作っています。
もちろん本人が悪いということも十分にあると思います。
でも99%本人が悪くても、残り1%施設側にも何か改める問題があるのではないか?
そんなふうに考えてもらいたくて、この動画を作りました。
まとめ
職場に来なくなったのは、本人が悪いと考えると、気分的にとても楽だと思います。
なぜなら、本人が悪いので、本人が治せばいいというだけになります。
もし施設が悪いとなれば、悪いところを改善しなければいけません。
そんな面倒なことを考えるよりも、本人が悪いとしておけば、波風が立たずに済むわけです。
私がこの動画で言いたいのは、完璧な施設はありません。
だからこそ、職員が来なくなったときは、ほんの少し、わずか1%だけ、施設の問題を見つけてそれを改めるという習慣を身につけてもらいたい!と思っています。
共感してもらえると、本当にありがたいです。
介護を続けていて、
昨日まで一緒に働いていた人が
今日から、突然来なくなる。
そんな場面にでくわすことがないでしょうか?
30年前の、金八先生は
不登校の生徒の家に毎日通って、
家族や本人の心を改めさせて、
最終的に学校に行くようになって
ハッピーエンド!
昔はこれでよかったのですが、今は違います。
出勤しない職員が悪いわけじゃない!
しかも、出勤するようになったからといって
よかったと
言いきれるものじゃないんです
人の心はより安定する方に進むそうです。
普通に出勤する人は、出勤して給料をもらう方が
心が安定するから休まずに働いているのです。
出勤しない人は、
出勤して心を傷つけられるよりも
家にいる方が、心が安定するんです。
お金の不安よりも、その心の安定を選んでいるのです。
自己防衛と言ってもいいかもしれません。
突然、休む職員が出たとき、
そいつが悪いと決めつけるのではなく
ひょっとしたら、職場が人を傷つけているんじゃないか?
施設の仕組みが人を追い詰めているんじゃないか?
そんな疑いを持って介護現場を見ていただきたいです。