こんばんはヒデです
ブログの更新が遅れていますが、今日も頑張って書きたいと思います。
今年もですが、とにかく暑いですね。
各地の気温が37度とか38度とかってニュースで流れています。
人間で言ったらずっと熱が出ている状態なんですかね?
プログラムの勉強も少しずつしていますので、本当に引きこもりになっています。
クーラーが大好きになっています
それはさておき、本題に入ります
目次
生活相談員の聞き取り
サービスを利用する前に利用者のところに面談に行きます。
その面談のときに、ADLについて聞いたり、利用者や家族の相談をたくさん受けると思います。
そのたくさんの情報から、課題を分析していきます。
情報の中で一番多いのが、「困りごと」です
「夜中に外に出ようとする」
「昔の友達に会いに行きたいけど、娘から一人で外出してはダメと言われている」
などです。
こんな困りごとがでたときに重要になるのが、「誰の」困りごとなのか?ということです。
困りごとの「主語」は誰になるのか?
ひょっとして、家族の困りごとを解決しようとしていませんか?
「家で一人にしておくのが不安だから、ショートステイやデイサービスに行ってもらいたい!」
というような、家族の困りごとが、本人の希望とは別にサービスの利用につながるということはよくあります。
私もケアマネをしていた経験としては、どちらかと言うとやっぱり、家族の要望を聞いてしまいます。
私も反省しなければいけません。
デマンドからニーズへ変化
困りごとを一通り整理したら、その困りごとが、デマンド(要望)からニーズ(生活全般の解決すべき課題)となっていくかどうかを考えます。
利用者がただ「酒が飲みたい!」というデマンド(要望)があったとします
そして「酒が飲めるようになったら、どうなるのか?」も一緒に考えるということです。
残念ながら、酒を飲んでも、いいことと言ったら、気持ちよく寝るぐらいで、「生活の質」は上がりません。
その他にも「歩けるようになりたい」というデマンド(要望)があったら、
それと同時に「歩けるようになったら、何ができるのか?」を考えます。
「歩けるようになって、孫と散歩がしたい」というようにつながっていけば、「生活の質」が上がります。
生活の質(QOL)がどんなふうに上がるのかという視点を持っていなければいけません。
もちろんこんなふうに明確に自分の意志を持っている高齢者は少ないですが、たくさんの情報を集めて、分析して家族や事業所へ説明する必要があるでしょう。
まとめ
単純に利用者が「家に帰りたい」という要望があっても、その要望を聴くだけではいけません。
その要望をかなえるとどう繋がっていくのかも、生活相談員として、しっかり検討しなければなりません。
利用者が自分で勇気を出して「これがしたい」と言っていることもあります。
利用者の生活の質がどんなふうに上がるかをイメージしていくことも、非常に大切です。
とっても優しい介護士さんは利用者の要望をすぐに聞いてしまいます。
生活相談員としてアドバイスをするならば「その要望を聞いて、この利用者の生活の質がどう上がるのか?をちゃんと考えてくださいね」と説明してあげましょう。
これから生活相談員を目指すかたや、今現在生活相談員としてがんばっているかたの参考になればと思います。