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AIがケアプランを作成!
介護・福祉のソリューションなどを手掛けるウェルモが、ケアプラン作成支援AI「ミルモぷらん」を正式にリリースした。
主に第2表の作成に対応したサブスクリプションのクラウドサービス。AIは過去のアセスメントやケアプランに加え、質の高いケアマネジメントの実践に必要な多方面の知見を学んでいる。ケアマネは項目ごとに提案される選択肢の中から、利用者に最も適した内容を選んでいく。個々の特性などを踏まえて必要な加筆・修正を加え、ケアプランを仕上げていく流れだ。
ちょっと表題が大げさです。
AIが自動的にぱっぱっぱっと、ケアプランを作成することをイメージするかもしれませんが、違います。
実際には出てくる選択肢を選んでいくというやり方です。
例えば、入院中で胃ろうをしていた方が在宅に戻られたとき、「胃ろうの処置と定期的な受診」これが必須になります。
それを実現するためには、訪問看護を入れる!とか、定期的に病院に行く!とか、訪問診療を受ける!とかになります。
それをケアマネが選んでいくということになります。
べてらんのケアマネさんだったら、こんなものいらないよ!と言うかもしれませんが、新人にとってはとても助かるソフトだと思います。
新人のケアマネさんはどうしていいか分からないですからね。
利用者さんは外出して、仲間を作りたいと思っているのに、「配食弁当」をやたらとすすめてくるケアマネさんがたまにいます。
少なくともこのAIを使えば、そんなことはなくなると思います。
料金は?
料金は1アカウントごと、ケアマネジャー1人ごとにかかる仕組みで初月無料。2ヵ月目以降は契約条件によって異なってくる。
ホームページを見ていくらになるのか、探しまくりましたが、どこにも料金らしきものはありませんんでした。
サブスクになると書いてありましたので、月々の支払になると思います。
1人あたり、いくらとなるんですかね?
特養にはいられたり、新規の人が来たりすると、金額が変動するから、管理会社が大変だと思います。
どちらにしても、いくらになるのかが、本当に大事になりますね。
ケアマネの加算とのバランスをとりながらの導入になると思います
AIケアマネはこれからも増える
製品化はCDIに続いて2社目。ウェルモはケアマネジメントの質の向上、事務負担の軽減などにつながるとアピールして普及を目指す。新年度の介護報酬改定でICTの活用が大きな要素となるなど、“現場革新”の具体化を重視する業界のムードも追い風になりそうだ。
ケアプランAIは新しい分野だが、これから3社、4社と参入が続く可能性もある。既にパナソニックやNEC、日本介護ソフトなどが動きを見せており、今後どう展開していくか多くの関係者が熱い視線を注ぐ。
こんなふうに選ぶだけで、ケアプランができていくのなら、ケアマネが持つ件数を増やしても、うまく対応できるような気がします。
厚労省もそういった未来を予想して、逓減化を進めているのだと思います
AIケアマネ、完璧は難しい
完璧なケアプランがないのと同様に、完璧なAIもありません。
どこかは必ず人の判断が必要です。
ただ、早く処理が進むかもしれないので、ケアマネさんは助かります。
そして、調べるという行為に関してはピカイチですし、知識の量も無限に広がっていくので、その点は人間をはるかに超えていきます。
知識で言うと医療分野です
「ミルモぷらん」は単に第2表を素早く埋めるだけのもの、ではない。AIの提案の根拠や参考文献、医療分野の知見などをあわせて提示する。
この機能により、ケアマネは欠けている視点を補いながら仕事を進めることが可能。日々の業務負担だけでなく、継続的な情報収集や学習に使う労力の軽減も図れる。この辺りの使い勝手がユーザーに支持されるかどうかも、今後の注目点の1つになりそうだ。
新人のケアマネさんも、ベテランのケアマネさんと同じようなプランが作れるという点では非常に優れていると思います。
ぜひ、料金と比較しながら、導入を検討してみてください
まとめ
ウェルモの鹿野佑介代表取締役CEOは17日のCareTEXでの講演で、「個々の思いを汲み取る感性などが重要な感情労働の介護職は、AIで代替できない」と説明。「今後は人とAIがお互いに得意な分野で支え合っていくことが大事」と語った。
AIが得意な分野としては、計算や記憶、単純なルーティンワークなどを例示。逆に人(ケアマネ)は価値判断や意味付け、共感などに長けているとし、そうした仕事に専念できる環境を作りたいと述べた。
AIとの共存はこれからもどんどん進んでいくでしょう。
それと同時に、これはAIにはできないというのも見えてくると思います。
今はまだ不安定かもしれませんが、より多くの人に使ってもらって、さらなる躍進につなげてもりたいと思います