日本介護支援専門員協会の柴口里則会長は12日、今後に向けてケアマネジャーの更なる処遇改善を目指していく意向を改めて表明した。
オンラインで開催した会見で、「将来的にはやはり(年収)500万円。そこに届くような仕組みを作らなければならない」と述べた。
ケアマネの処遇改善は今年度の介護報酬改定をめぐる議論でも焦点となり、基本報酬の引き上げや逓減制の緩和、各種加算の新設・拡充などの措置がとられた経緯がある。
ケアマネの給与は本当に少ないと思います。
介護士さんは処遇改善や特定処遇改善などの救済策が出ているので、給料がどんどん上がっています。
ケアマネはほとんど上がりません。
介護士と比べたら、勤務時間も決まってますし、利用者を抱えるような身体的負担はありませんが、ケアマネは精神的負担が大きいと思います。
苦労して資格をとっても、介護士よりも少ないというケアマネさんもたくさんいます。
介護士さんは仕事の途中でも、交代して次の介護士に引き継ぐことができますが、ケアマネは基本的に一人で対応しなければいけません。
休みの日も会社の携帯を持って、突発的な対応を迫られることも多くあります。
もっと給与が高くてもいいんじゃないかと思います
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ケアマネをやりたくない人が増えている
ただ、これで目下の担い手不足が十分に解消するかどうかは不透明。求められる役割や課される研修が多いことなどを踏まえ、追加的な施策の必要性を指摘する声もあがっている。
柴口会長は会見で、「ケアマネの年収が全産業の平均(*)に届いているのかどうか。まずはそこから」と説明。継続的に引き上げていくことが望ましいとし、「将来的にはやはり500万円」と言明した。
私もケアマネをやっていました。
頑張って利用者の要望に応えようと、たくさんの書類を作成し、役所へ申請を出して、家族構成や要望をしっかり聞いていました。
やりがいはありますが、給料が安いので、結局辞めてしまいました。
というよりも、給料のいい求人を見て、飛びついたというのが正直なところです。
辞めた職場の人からは、あと1年頑張ったら、昇格したのにと言われましたが、昇格の金額は本当に少ないです。
ここの最初に書いてあるように、がんばれば年収500万になると言われれば、あの職場に残ったんですけどね。
まとめ
高齢者のピークが来るのが2025年なので、あと4年でピークになります。
当然ですが、今の制度だと、それなりにケアマネの数が必要です。
難しい試験を受けて、ケアマネになるわけですが、給料が安かったら長続きしません。
早く500万になることを期待します