介護現場で犯人捜しをする人について

今回は介護現場のあるあるで「犯人捜し」を動画にしました。

ミスは誰にでもあります。

おそらくミスをしない人は仕事をしていない人だと思います。

特に介護施設では、1人でする仕事ではないので、他の人と連携しなければいけません。

そうなると、このミスに対して監視する人が出てきます。

今回はそんな人に対して、あまりメリットがないですよという動画を作成しました

「施設で犯人捜しをする人」の動画

犯人捜しの動画

介護の現場でよく犯人捜しをする人がいます。

ミスを見つけては、「これは誰がやったの?」と

みんなに聞きまくる人です

これって、原因をつきとめるというメリットはありますが、

それ以上に大きなデメリットがあります。

もちろん犯罪行為やコンプライアンス違反は別です。

でも日常的に起こるミスについては、

だれがやったのか?を問題の中心にしてはいけません

理由は4つあります。

1、職場の雰囲気が悪くなります。

なんとなく行きたくない職場になって

ミスや失敗が起こったらできるだけ隠そうとします。

2,犯人捜しをする人は尊敬されません

誰がやったんや!誰がやったんや!って

探し回っている人を私は尊敬できませんし、

あ、またはじまった、見下すようになります。

3,言い訳ばかりするようになります。

私は悪くないという主張をみんながするようになります

部下も上司も言い訳ばかりうまくなって、

その言い争いに時間をとられます

4、部下の育て方が雑になります。

仕事を適当に教えて部下がミスをしたら犯人扱い

教え方が悪かったという考え方ができません。

部下がミスをしても、

私が悪かったと言える上司になりましょう

犯人捜しをするのが決して悪いことではありません。

動画でも言ってますが、やり過ぎるとデメリットが出てきます。

しかもこのデメリットを、良い方向に変化させるには長い年月がかかります。

犯人捜しをしている本人からしたら、正義のためにやっているのでしょうが、お互いにイヤな想いをするのは分かっています。

「また同じことをされたら困るから、注意をするために犯人を見つけ出す」と頑張る人もいます。

しかし、注意をするだけなら、別にt個人を特定しなくても、朝礼で「こんなことがあったから気をつけて」と言えばいい話しです。

しかも朝礼で言えば、同じような失敗を他の人もしなくなるので、一石二鳥です。

それをわざわざ犯人を特定し、その人に注意をするというのは効率が悪い上に、雰囲気が悪くなるという2次被害も出てきます。

注意していく中で、自然と犯人が分かってきたのなら仕方がないですが、わざわざ探す必要はないと思っています。

みなさんはどのようにお考えでしょうか?

犯人捜しをする

いただいたコメント

原因になった人間を突き止めて本人に「密かに」で良いので指導をしないと+環境改善。犯人捜しをしない事を逆手に仕事の細かな部分を覚える気が無く又失敗しても追求されない事を良い事に同じ人が同じミスばかり繰り返す現場にうちはなってます。周りが尻拭いに追われ同じ給料でコストパフォーマンスの悪い結果にも、、、

貴重なコメントありがとうございます。

私の考えは犯人捜しをしない方がいいだろうという見解ですが、このコメントを読むと犯人捜しをして、「密かに」注意する方がいいのでは?と思えてきます。

実際にこのような職場で働いてみたいですね。

私の職場と全く反対のことが起きていることに、ちょっと驚いています。

何事も極端にしてしまうと、あまり良くない結果が起きると判断するのがいいのかもしれません。

いただいたコメント

現場でみていると、犯人捜しをする人は自分のミスを隠す傾向があります。それでも、犯人捜しをする人はマウントをとれるので強い影響力は持つようになる傾向があると思われます。おっしゃる通りで、どんどんブラックな職場になっていくように思えますが。

コメントありがとうございます。

このコメントには凄く同意します。

確かに自分のミスを隠すために、相手を攻撃する人もいます。

「あいつが悪いんだ」と大きな声を出す人は目立つし、なんとなくそっちの方が正しいように聞こえてきます。

しかもあとから「あれは違うんだ」と説明しても言い訳にしか聞こえなかったりします。

声の大きい人がしっかりしていれば、ブラックになることはないのですが、正しくないからだんだん声が大きくなって、常態化してしまいますからね。

どちらにしても犯人捜しはあまりよくないですね。

まとめ

今回は介護施設でよく見る「犯人捜し」をテーマに記事を書いてみました。

同じ職場にこの犯人捜しをする人がいましたけど、みんなからものすごい嫌われていましたし、みんなからの反発ものすごく受けていました。

それでも、「だれがやったん?」とみんなに聞きまくってました。

これは性格的なものがあるから、単純にやめた方がいいよと言ってやめられるものじゃないなと感じてます。

それでも、自分の身内で「犯人捜し」をしている人がいたら、絶対に全力で止めると思います。

「犯人捜し」をして、その人のせいにするよりは、そういうシステムが悪いと思って、もっといいやり方を探す方がより建設的だと思います。

近くに「犯人捜し」をしている人がいたら、「個人ではなく、システムが悪いんだ」と教えてあげましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。