このコンテンツを購入したら、ディレクターの知識がついて、月収○○万円になりますよ。
稼げたら、このコンテンツで払った金額なんて一瞬で返せますよ!
このような宣伝に乗って購入したので、その状況と結果についてご報告したいと思います。
私は介護福祉の分野で仕事をしている会社の職員です。
正直言って介護福祉は給料が低いです。
資格:社会福祉主事、ケアマネ
仕事内容:総務の仕事をしていますが、なかなかの激務です。
※ 安い給料でこのまま働き続けるより、何か技術を身につけ独立してたくさん稼ぎたいなと思っています。
ワンダフルディレクターとの出会い
私はもともとりゅうけんさんのオンラインサロンに参加していました。
ワンダフルディレクターを購入する前は、ワンダフルコード(プログラミング)とワンダフルSNS(SNS運用)のコンテンツを買って勉強していました。
ワンダフルコードで、プログラミングの勉強をして、お客さんから注文を受けることができ、月額5万円の収入を得ることができました。
また、ワンダフルSNSではTikTokのフォロワー数を伸ばすことができましたが、残念ながら収益にはつながっていません。
そこでもっと稼げる方法はないかと思っていたところ、たまたまワンダフルディレクターというのを募集しているという広告を見ました。
りゅうけんさんのファミリーであれば信用できると思い、動画を視聴したりどんなことをするのか確認したりしました。
実は本業以外にも仕事をしていて、その仕事が終了してしまったので、次の収入を探していたというのが本音のところです。
動画ではすぐにディレクターの案件がとれた!とか、全く知識がなくても、月に安定的に収入になるとか、ワンダフルディレクターに入ってくれた方に、案件を紹介するというような言葉が並んでいました。
私は100%信じてしまって、すぐに申し込み、面談の予約までとりました。
ワンダフルディレクターとは?
そもそもワンダフルディレクターって何?と思われる方も多いでしょう。
- ワンダフルワイフはりゅうけんさん関連のコンテンツ
- ワンダフルディレクターは、ディレクターになるためのコンテンツ
- ディレクターになって案件を取れば、月に数十万稼げる
- ディレクター未経験の方でも、その人用のコンテンツを準備する
- 主催者がたくさん案件を持っているので、案件を紹介する。
上記のサイトの「ワンダフルシリーズ」のディレクターについての情報商材です。
これを学べばディレクターの知識がついて案件もとれるようになって、脱サラして仕事を自由にすることができます!という内容です。
ディレクターというのは、「企業のオウンドメディア(企業のホームページ)の認知度を上げ、商品の販売に貢献する」というお仕事です。
会社の商品の売り上げを上げるのを手助けする存在です。
会社の売り上げが上がれば企業も喜ぶし、ディレクターの報酬も上がるので、win winの関係になるのです。
主にSEO対策や記事の作成をして、企業の認知度を高めていきます。
ワンダフルディレクターでは、ディレクター未経験の方もコースが用意されていると言われていました。
ワンダフルディレクター主催の方との面談
上記の流れでワンダフルディレクター主催の方と面談になりました。
主催の方は若くて、言葉遣いもていねいでした。
総務の仕事をされているんでしたら、案件は必ずとれますよ。
福祉系の仕事が来たら、お任せするのでお願いします。
このような言葉を言われていました。
私も気分がよくなり、この人なら大丈夫だろうと思い、
ワンダフルディレクターの生徒さんの管理はされていますか?
と質問をしました。
そうすると、ワンダフルディレクターだけでなく、ブログの教室の生徒さんとかのExcelの表を見せていただきました。
私はそれを見て、「これだけしっかり管理されていれば、間違いない!高いお金を出しても絶対に回収できると確信しました。
それで金額の高い80万のコースを、借金して申し込みしました。
ワンダフルディレクター購入後 最初の1ヶ月
- まずは記事の書き方の練習(SEOに対応した記事)
- 最初にキーワードをもらって、そのキーワードで記事を書く
- 提出すると、模範解答をもらう
- 講師の方と面談(今後の方針の決定)
まずは記事作成するための動画を見て、自分で記事を書いてみようというところから始まります。
課題を与えてもらって、自分なりに記事を書いて、提出した後に模範解答をいただきます。
これは大変勉強になりました。
記事の構成の作り方とか、それを記事に落とすやり方を学ぶことができました。
その後主催の方と面談をしました。
相談したアドバイスとして、CroudWorksとかランサーズの仕事募集を見て、「こんな仕事に申し込んでみたらどうか?」というアドバイスを受けました。
私はディレクターの仕事をしたことがなかったので、まずは稼げるようになるために、それに見合った仕事を推薦してくれたのだと思います。
私もその気になり、クラウドワークに取り組みました。
クラウドワークスに取り組んだ結果
私はブログはやっていましたが、ほとんど稼げていないレベルです。
そんな私が、クラウドワークのライターの仕事に申し込んでも、採用されるはずがありません。
唯一福祉のライターの仕事をもらえましたが、2本記事を書いたら、次からは不採用となってしまいました。
そこからは申し込んでも、全てお断りされるという現実が待っておりました。
簡単なリサーチの仕事は8ヶ月ぐらいやりましたが、月に4,000円くらいの収入にしかなりません。
そこからは探す気力もなくなり、簡単なリサーチの仕事だけ取り組む結果となりました。
つまり、案件が取れない!
オウンドメディアの記事作成案件
ワンダフルディレクターに入れば仕事の案件が来るので、それをこなすだけでも、月に数十万稼げると最初は言われていました。
しかし、来たのは6ヶ月で2件ぐらいです。
もちろん応募しましたが、ライター経験がないので不採用。
不採用の返事もありませんでした。
さらに、オウンドメディアの案件を募集されていたので、名前を書いて応募して、記事を書いてくださいという依頼を受けました。
しかし、これもこちらから記事を書いて、「これでいいですか?」と3回ぐらい送るのですが、返事がありません。
結局アップロードしていいかどうかも分からず、時間だけが過ぎていき、結局お金にはなりませんでした。
リライトのやり方もいまいち分からなかったので、質問をしたのですが、「これをみてください」と研修に使われる動画が送られてきただけで、細かい指導はありません。
88万も払ったんだから、もう少し記事の書き方について、教えてくれてもよさそうなのに!と思いましたが、「あなたは他責ですね」と言われてしまうので、こちらは黙るしかありませんでした。
他責思考について
他責思考とは、問題や失敗の原因を自分自身ではなく、他人や環境のせいだと考える傾向のことです。
私のように未経験で案件が取れない状況を、自分のせいだと思わない人は「他責思考」になります。
これは自分への自戒になりますが、「他責思考」の人はワンダフルディレクターは絶対にオススメできません。
この稼げない状況を主催側に言ったところで、「他責思考」と片付けられてしまうのがオチです。
あげくのはてに、主催者はXなどで「稼げない人の特長」という投稿を、普通にアップしてきます。
さらに主催者は「自分が稼げるようになったのは、眠らずに頑張ってきたからだ!」と追い打ちをかけてきます。
このワンダフルディレクターの商材を売るために、「初心者でも月に数十万稼げる」という言葉は、どういう意味だったのだろうと疑問に思うばかりです。