生活相談員の知識!消費税が上がる時に必要な書類!

消費税が上がると、書類の作り直しが発生します。

介護保険なんだから消費税なんて関係ないじゃん!と思われるかもしれませんが、実はほとんど全てと言ってもいいぐらい、値段が変わります。

まずは介護報酬が変わります。

以前も5%から8%に上がったときもそうでしたが、介護報酬の単価が変わります。

おそらく国からすると、消費税で施設の負担が増えるから、介護報酬も上げて、しっかり消費税を払ってください、ということなのでしょう。

収入が上がるのだから、職員の給料も上がればいいのですが、もちろんそんなことはありませんね。

重要事項説明書の変更

重要事項説明書の中に単位数が書いてあると思います。

その中にある単位数を上げて、〇〇単位というふうに書き換えてください。

今回は10月1日から変更になりますので、重要事項が2ついることになります。

9月に利用する方は、変更前の重要事項説明書が必要ですが、10月以降に利用するのであれば新しい方の重要事項説明書で契約をしなければいけません。

さらに9月と10月をまたいで利用される場合は、新旧両方の契約書が必要になるでしょう。

その他に、電気代やテレビ代が重要事項説明書に書かれている場合は、そこも消費税が変わることで変更になるでしょう。

恥ずかしい話ですが、自分の施設の重要事項説明書を見たら、5%から変わってない金額を重要事項に載せていました。

最近それが分かって、慌てて更新しました。

もうすでに契約している人は?

ずっと利用されている方は、また重要事項説明書を説明して、署名捺印をしてもらうの?

重要事項説明書は新しく署名捺印をもらい直すのがベストですが、印刷するのも大変ですし、利用者全員に説明することを考えるととても時間がかかります。

もう重要事項を説明して契約している人に関しては、別の紙を用意して、「単位数・金額の変更確認書(例)」として、そこに記名捺印をもらいましょう。

「確認書」なので記名捺印になります。

ちなみに記名捺印は、利用者の名前をもう印刷しておいて、そこに印をもらうだけというやり方でもOKです。

確認書の日付は、新しい単価でサービスが開始される日付よりも前の日付で印をもらってください。

介護や福祉の仕事を専門に扱った業界No.1の求人サイト・カイゴジョブ!

保管について

「単位数・金額の変更確認書(例)」は大切に保管をお願いします。

重要事項説明書と契約書と一緒に保管しておいてください。

実地指導の時に、単位数が変わったことを利用者に説明しているか?と聞かれたときに、文書で説明をして、確認をとっていますと話して、「単位数・金額の変更確認書(例)」を見せるようにしましょう。

変更内容と記名捺印が合っていれば、実地指導の方も納得されます。

契約書と同じぐらい大切なものですが、1枚のコピー用紙なので、すぐに破れてファイルからはみ出してしまいますので、クリアファイルとかに入れて保管することをお勧めします。

まとめ

消費税の変更はこれから度々あるとは思いませんが、全く無いとは言い切れないので、もし消費税の変更がある場合は、できるだけ早めに書類を準備して、利用者の確認をとりましょう。

私はあまり細かいことを気にしないタイプなので、間違っていても「まぁいいか」とやり過ごすことが多いです。

本当に情けないですが、確認書を1回お客さんに説明をして印をもらった後に、間違いが見つかり、再度訪問して、印をもらうという2度手間をしたことがあります。

皆さんはこのようなことがないように、しっかり確認をして、お客さんから印をもらうようにしてください。

これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。