生活相談員の知識!理学療法士と作業療法士の視点

今日もブログを書いていこうと思います。

現在石川県に来ており、なかなかブログを書く余裕がないのですが、とりあえず最近仕入れたお話から、記事を書いていこうと思います。

よく理学療法士と作業療法士は何がちがうんですか?と質問される方がよくおられます。

理学療法士は知名度があり、家族の方にうちの施設は理学療法士がいますよというと、みなさん質問もなく、「リハビリしてもらえるんですね」と言われます。

ところが作業療法士の方は知名度があまりありません。

うちの施設に作業療法士がいますと言っても、「え?理学療法士じゃないんですか?」と言われてしまいます。

作業療法士は認知症も考慮してリハビリを行います。

作業療法士さんに

「認知症の方のリハビリは大変ですねぇ」

と言うと、

「認知症の症状をしっかり考えて、リハビリをするのは作業療法士の専門の分野になるので、むしろ認知症の方のリハビリに関しては、私に聞いてください」

と言われました。

作業療法士はADLを改善し、応用動作を改善していきます。

  • 排泄
  • 食事
  • 家事
  • 入浴
  • etc

以上の項目が応用動作になります。

この応用動作を改善していくことを目標に作業療法士は訓練をしていきます。

そして作業療法士は、本来、身体に触らず作業を通して治療をする職種です。

作業療法士の中でもいくつか分野に分かれるそうですが、その中に緊張性作業療法という治療方法があり、これは精神科に属するそうです。

そして、認知症は精神病と取られていたので、結果的に作業療法士が認知症に、作業を通して認知機能に働きかけるという治療を行うことになるのです。

ちょっと専門的な言葉が多くて、難しいかもしれませんが、認知症の利用者に対して改善をしていくリハビリは、作業療法士の専門分野ということです。

理学療法士は基本的動作

理学療法士は基本的な動作の訓練を行います。

  • 寝返り
  • 起き上がり
  • 座位
  • 歩行
  • ・・・・・etc

この一つ一つの動作をできるように、訓練を行うのが理学療法士の仕事になります。

そして、動作や可動域などを、本人の身体に触れて、自分の手で確認をしながら、治療をしていきます。

基本動作は、連続して考えられているわけではなく、一つ一つを独立の動作として改善をしていきます。

作業療法士とはだいぶん違います。

順番としては、理学療法士が基本動作を改善して、その後作業療法士が応用動作を改善するという順番になります。

まとめ

今回は石川県から書いており、なかなか思うように書けていません。

理学療法士と作業療法士の領域というのは、はっきり分かれているようです。

もちろん一つの施設に、理学療法士と作業療法士が両方ともいるということはないと思います。

両方ともいれば、お互いの領域でここまでやるので、続きはお願いします、というふうに引き継ぐことができると思います。

ところが、施設にはだいたい1人しかいませんので、理学療法士が、作業療法士の領域までリハビリをしなければいけなかったり、作業療法士が、理学療法士のようなリハビリをしなければいけなくなります。

私はあまり知識がないので、どっちも一緒じゃろ?と思ってしまいますが、リハビリを依頼された方はずいぶん困ることも多いようです。

生活相談員として、理学療法士と作業療法士の領域というのをしっかり把握しておくと、今後の仕事を進める上で役に立つと思います。

これから生活相談員を目指す人や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。