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忙しくて見失いがち
生活相談員をやっていると、ついつい目の前に忙しさに流されてしまい、とにかく早く片付けようと考えてしまいます。私もあれもこれも、同時に仕事をする状況になり、どの仕事も最後までやり切ることなく、全部中途半端になってしまいます。そんな忙しさの中で、相談員としての目標を見失ってしまいがちです。
生活相談員はなりたくてなったわけじゃない
生活相談員になりたくてなったわけじゃないと、いろんなところから声が出てきそうです。
私も福祉の世界に飛び込んできて、初めて生活相談員という仕事を知って、それから始めた仕事なので、なりたくてなったわけじゃないです。
施設によっては相談員になってくれる人がいなくて、あの人だったらどうだろうと思って、介護士さんに声をかけていくことがあります。たとえ相談員という仕事は本意でないにしても、それなりの能力を評価されて、選ばれているわけですから、そこはまっすぐに受け止めて、仕事に取り組んでいきましょう。
やっつけ仕事になりがち
生活相談員の仕事は本当に色々なことに関わっていかなければならないので、仕事がたくさん溜まります。そうなると、やっつけ仕事になります。
施設をこんな職場にしたい
生活相談員をしていて、送迎に行ったり、会議に出たりすることが多いので、その時にこんな施設にしたいなぁということは、常に考えた方がいいと思います。そして、自分の行動がそのなりたい施設に向かっているかどうかを考えることはとても重要だと思います。
「言った」「言わない」とか「聞いた」「聞いてない」といった小さいことにこだわって、言い争いが絶えない施設にはしたくないですね。
幕末の時代に生きた、坂本龍馬さんの言葉です
おい、たけち!
にっぽんはこのままで、ええがか?
アメリカが来る、イギリスが来る、ロシアが来る、オランダが来る。
そんな時代に、土佐、土佐、土佐と小さなことで人と人とがいがみおうちゅう。
このままじゃ日本は世界の文明から取り残されてしまうぜよ。
わしゃいやじゃ わしゃいやじゃ!
わしゃ脱藩するぜよ!
当時脱藩するというのは、犯罪者と同じ扱いでしたが、このままじゃいかんという気持ちで、前に進んでいったのです。
自分の施設はこのままでいいのか?まわりは超高齢化社会の波がどんどん押し寄せてきています。小さいことでいがみ合うのじゃなくて、もっともっと働きやすい、もっともっと楽しい施設というのを実現していくことを、夢見る方がいいと思います。
まとめ
忙しくて、目標を持つことは難しいかもしれませんが、こんな施設にしたいとか、こんな人がたくさん働く施設にしたいということは、考える癖をつけて置いたらいいと思います。これは生活相談員に限ったことではないかもしれません。家庭を持てば、こんな家族になったらいいなとか、こんな人になって欲しいなとかこんな人間に自分はなって行きたいなとか、そんな風に考えていくことが重要だと思います。