生活相談員をやっていると、ちゃんと生活相談員の仕事を教えてくれよ!と言う気持ちになります。
これは生活相談員の仕事がはっきり決まっていないから、起こる現象だと思います。
以前生活相談員の研修が無くなったことを書きました。
そこでも書きましたが、生活相談員の勉強は特に決まっておらず、自律的に学ぶことが大事です。
目次
自律的に学ぶ
最近テレビで見たのですが、東京にある中学校では「宿題や定期テスト」を廃止するという改革をして、実績を挙げているそうです。
その学校では、夏休みの宿題を無しにして、その後宿題の全廃に踏み切ったそうです。
その学校では
「作業にしかならない宿題は意味がなく、もし宿題を出すのなら、できない問題をできるようにする学習をすべきだ」
と言って、宿題の全廃に踏み切ったそうです。
やらされてやる勉強は意味がなく、自分の考えで、自分で必要だと思って勉強することに意味があり、非常に力がつく方法なのだそうです。
生活相談員も自律的に学びましょう
生活相談員も上の人から「あれをしろ」「これをしろ」と言われて、ただの作業になっては、あまり意味がありません。
自分で「こうしよう」とか「こんな風になりたい」とか自分で思うことが大事です。
ほとんどの生活相談員が、もっと時間が欲しいと思っているのではないでしょうか?
自分で勉強しようと思っても、こんなに仕事が多かったら、自分で考えて行動する時間なんてないよ、と思うかもしれません。
しかし、自律的に学ぶと言うのは、生活相談員にこそ大切なことです。
仕事を勉強の場と思いましょう
利用者は同じ人はいません。
認知症というくくりで診断はされますが、認知症と言っても人それぞれ全く違います。
いろいろな利用者と出会い、困難に立ち向かって解決して行けば、それが成長に繋がります。
つまり、仕事場は勉強の場なのです。
普通は勉強をすると言ったら、お金を払わなければなりませんが、仕事での勉強と言うのは、逆に給料までもらえるというとってもお得な場なのです。
だからこそ、相談員として、「これだけやってるのに、たったこれだけしか給料がない」とか「自分ばかり大変な思いをして、給料が少ない」という思いは捨てましょう
「いろいろな利用者や家族と出会えて、毎日勉強させてもらっており、さらに給料までもらえる」
という気持ちで仕事に取り組んで見てはどうでしょうか。
まとめ
私もメンタルはそんなに強い方ではないので、怒られたりすると、かなりダメージを受けます。
ダメージを受けますが、あとでどうすればよかったかを考えます。
「あの時、もう少し話を聞いておけば、この事故は防げたかもしれない」とか
「あの時、ほんの少し声かけをしてあげれば、あんなに怒ることはなかったかもしれない」とか・・・
この反省をしたあと、「仕事をしていると、勉強になるなぁ」と思うようにしています。
そうすれば、成長している自分にも気づきますし、勉強できる場が与えられていることに気づきます。
そして何より、現状を認めて、受け入れるという大切な心の持ち方が身につきます。
生活相談員は自律的に勉強することをおすすめします。
これから生活相談員を目指す方や、今生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。