逆ブラック企業?
この言葉は初めて聞きました。
ブラック企業の反対はホワイト企業のはずなのですが、あえてその言葉は使わずに逆ブラック企業という言葉を使って、「とくダネ」で紹介されていました。
この施設は静岡県にあるそうです。
ホワイト企業というと、残業をしないとか、パワハラやモラハラがないとかになると思うのですが、この静岡の施設は違うそうです。
目次
逆ブラック施設
・ 有給の取得率を70%
・ 1年に1回、5連休がとれる
・ 連休前に30,000円の支給(パートさんでも20,000円支給)
・ アイデア制度 良いアイデアに500円支給
・ 徒歩の人にも通勤費支給
・ バースデーケーキプレゼント
上記のような取り組みをされているそうです。
私はどちらかというと、管理側なので、この内容を見るとすごい!と思いますし、怖いとも思います。
これを読んで、「逆ブラック施設」と言う意味が分かりました。
特に5連休が1年に1回あるのは嬉しいですね。
さらにその連休の前に3万円もらえるのも、すごく助かります。
遊びに行くのもいいし、好きなソフトを買って、5日楽しむのもいいですし、私だったら、パソコンの部品を買って、5日間パソコンの改造をがんばりますね。
有給休暇を取りやすい環境作り
ここの施設のすごいところは、環境作りだと思います。
有給休暇を取りやすい環境にするというのは、言うのはとても簡単ですが、それが本当に末端まで行き届くというのはとても難しいです。
上の人が「有給をみんなでとりましょう」と何度言っても、現場は足りない人数で回さないといけないので、不満は出てきます。
それに、新人のうちは有給休暇をとりにくいものです。
「あの人大したことしてないのに、いっちょまえに有給とってるよ」と影で言われているのかと思うと、申し訳ない気持ちになって、「出勤してる方がまし」となってしまいます。
静岡の施設はこのあたりもうまくクリアしているのでしょう。
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職員を大事にすることは時間を大事にすること
職員を大事にすると、どうしても残っている職員に負担がかかります。
その残っている職員を守るためにも、時間を大切にすることは、とても大事だと思います。
時間を大切にしていくためには
- 会議の回数は少なく、会議の時間も参加人数も少なくする
- 研修も必要最低限の回数にしておきましょう。
- 長電話を避け、要件をまとめてから電話をかけるようにする
- 移動時間もなるべく短縮できるようにする。
- 事務所や役職者も現場に入り、見守りや食事介助などを行う
こういった上の人の努力が必要です。
ここが分からずに、実績を上げろとか、効率を上げろと言っても無理な話です。
まとめ
今回は逆ブラック施設の話をテレビでやっていたので、それを書かせてもらいました。
高齢者施設は今本当に厳しい状況に立たされています。
職員を確保するために、あの手この手で引き止めようとしています。
1人職員がやめると、次の職員が入ってくるのがいつになるのか分からないというのが現状です。
職員と時間を大切にする施設がこれから生き残っていく施設になるのではないでしょうか。
これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。