生活相談員の給料。その給料なら辞めない方がいいかも!?

私は、特別養護老人ホームとショートステイ、デイサービスと相談員を経験してきました。介護士の経験はなかったので、介護士さんから随分と嫌味を言われてきましたが、周りの人に支えてもらいながら、なんとか相談員としての仕事を続けてきました。その時の給与等について書いていこうと思います

<生活相談員の給料は?>
福祉の世界は給料が安いというのが、世の中に広がっています。実際、生活相談員の給料は320万から500万が相場のようです。経験年数にもよりますが、月々の給与にすると20万から35万くらいになるでしょうか。介護士さんよりは少しいいかなというぐらいですね。

<私が生活相談員になって>
私が生活相談員になって最初の年の年収は300万くらいでした。会社で働いていた給料より安い給料ですねぇ。福祉の業界は全く経験が無かったので仕方ないです。

<13年働いて>
最初に生活相談員をやっていた場所で、ずっと経験を積み上げて、なんと13年も継続して働きました。それで最終的に420万まで給料は上がりました。最初に比べれば約120万くらい上がっているので1年で10万づつ増えていった感じです。

<うちの施設はそんなに増えないです>
えっ?その計算だと毎年7,000円昇給してたってこと?と思われるかもしれません。普通の施設はそんなに増えないよ、と言われるでしょう。私の勤務していた施設は100人くらいの施設でしたので、役職が付くのも早かったです。すぐに相談員の手当が付くようになって、管理者になったり、課長になったりして、その度に昇給が2万あったりしました。

今生活相談員として苦しんでいる方へ

相談員をしていて、雑務や介護士との兼務で、ヘトヘトになっている相談員も多いと思います。

私も5年くらい苦しみました。給料は全然上がらないし、頼まれる仕事は増える一方で、夜中に家に帰る日が続き、休みも月に2回しかない時もありました。

でもそれを乗り越えると、だんだん周りが助けてくれるようになり、優秀な人が自分の下に付いてくれるようになり、少しずつ楽になっていきました。苦しいのは5年ぐらいです。

辞めなければよかった

13年働いた施設で、自分の意見をたくさん言っていると、だんだん自分の居場所がなくなってくるものです。私の性格はあまり従順ではありませんでしたので、上の人に反発してばかりでした。

最終的に年収420万もらっていましたが、自分の置かれた待遇に我慢できずに「こんなところ辞めてやる!」と言って退職願いを出してしまいました。

辞めた後、すぐに再就職しましたが、給料の安さと、新人扱いという立場になってしまい、辞めなければよかったと何度も後悔しました。

今はさらに転職をして、また新人扱いに戻っています。職場ではほとんど喋りませんし、下っ端の仕事を毎日欠かさずやっています。上司や周りの人からは新人だからしっかり教えないといけないと思われていて、怒られたり、人格否定されたりします。

生活相談員の方が転職を考えている人がいましたら、上記の情報をしっかり頭に入れて、「退職願い」を出しましょう。

その後ケアマネ

辞めた後に新しい施設で、ケアマネ業務に就きました。思ったよりも大変でしたが、相談員の時の知識を活かすこともできましたし、周りの方がとても良い人だったので、本当に働きやすい職場だなと思っていました。ところが給料は全然足りません。320万に戻ってしまいました。自分が決めた道とはいえ、100万の減収はきついです。

まとめ

相談員をされている方は、現場との板ばさみになったり、雑務や報告書に追われて本当にしんどいと思います。でも上に上がりやすいポジションでもあります。上司の言うことを従順にやっていれば、役職が付いて、給料もグンと上がる可能性がとても高いです。相談員を目指す方も、今相談員の方も、ずっと苦しい状況が続くのではないかと、絶望的になるかもしれませんが、そこを超えると一気にいろんなことが楽になりますので、苦しい時ほど、これは上に上がるための勉強なんだと思って頑張ってください。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。