生活相談員が連携するための手段。掃除からするべき

生活相談員は他部署と連携することがとても大事です。

生活相談員は、多くの部署と関わって行きます。その中でとても大事なのが連携です。他の部署とうまく連携が取れなければ、なかなかいいサービスには繋がりません。利用者一人一人に行き届いたサービスをするためには、他部署との連携は必ず必要です。そこで連携するための第一歩として、おすすめしたいのが、「掃除」です。

「掃除」なんて

せっかく生活相談員になったのに、「掃除」なんて誰でもできるような仕事はしませんよ

そう言われる相談員さんは多いのではないでしょうか。イエローハットの社長は「掃除ができない人は、何もできない」と言われています。

目の前にゴミが落ちていたら、どう思うでしょう。「なんだゴミか」と思って拾わないでしょう。ところがその状況に慣れてしまうと、施設が傾くぐらいの大きなゴミが落ちていても「なんだゴミか」と言って見過ごすようになるでしょう。

小さなゴミでも、それを問題の一つと考れば、掃除の重要性は分かってくると思います。

掃除より、相談員の仕事の方が大事と考える人は、仕事を差別する人です。そんな人は、人を差別します。掃除をしている職員さんを下に見て、自分のやっている仕事は素晴らしいと思っています。

当然ですが、仕事に上下はありません。どの仕事も必要だからあるのです。掃除をしている人を下の人と見るのではなく、掃除をしてくれてありがとうと思える人になりましょう。そのためにも、まずは生活相談員が積極的に掃除をするべきだと思います。

部署と部署の間には誰もしない仕事があります。

掃除をしていると、他部署の方と接点が出てきます。玄関を掃除していたら、必ず職員さんが通りますから、「おはよう」と挨拶をして、交流が持てます。

そして、自分のところを掃除するのはもちろんですが、自分の部署じゃないところに気づくようになります。つまり部署と部署の間にある、誰が掃除するのかわからない場所です。

その場所に気づいたら、私は進んで掃除をしていました。

誰もしない掃除の場所を掃除していると、「ありがとう」とか「やってくれてるんだね。ごめんね」という言葉をかけてくれるようになります。

こう言った声をかけたり、かけてもらったりすることが、部署間の連携にはとても大事です。

よく、挨拶が大事だ!挨拶を大きい声でしよう!っていう大声挨拶マンがいますが、そんな人はだいたいお昼になると、パソコンを打つふりをして、昼寝をしています。

挨拶して昼寝するより、掃除をして、声をかけあう方がましだ!と思ってしまいます。

たかが掃除でも毎日するのは難しい

これを読んで、よし今日から掃除をするぞ!と思ってもなかなかできないものです。

掃除をする姿を見られて「あら、どしたん?」とかって言われると、ちょっと恥ずかしくなってできないです。

恥ずかしさを乗り越えて、掃除を何日かやったとして、次にぶつかるのは、毎日することの難しさです。

「今日は行事があるからやめとこう」とか「トラブル対応があるからやめとこう」と言うように、いろいろな言い訳を作って、続けないように行動してしまいます。毎日続けることは難しいのです。今日できたから、明日必ずできるものではありません。

毎日続けると

毎日掃除を続けると得られるものがあります。

  1. 信頼が得られます(この人はきちんと掃除ができる人だ)
  2. 他部署の人とも会話できます
  3. 怒って意見してくる人が減ります。
  4. ねぎらいの言葉をかけてくれるようになりました
  5. 職場を綺麗に使用という意識が生まれました

このような効果が得られます。1番は信頼だと思います。掃除を外部に発注していると言う施設も多いと思いますが、勿体無いなと思います。

それでも、全部掃除をしている訳ではないと思いますので、契約外のところを自ら掃除するといいと思います。

まとめ

私がテレビを見ていて、ほにゃらら教という宗教にテレビが入った時の映像を見たことがあったのですが、第一印象は「汚い」でした。倉庫の中もぐじゃぐじゃだし、ヘッドギアをつけているコードもぐじゃぐじゃで汚かったです。その点Apple社の商品展示場を見ると「キレイ」ですよね。生活相談員さんの机をよく見ることがありますが、書類やファイルがいっぱい立てかけてあって、とても汚い人もいるし、ファイルやパソコンまで机の中に綺麗にしまってあって、机の上に何もないと言う相談員さんもいらっしゃいます。自分の机の上を見て、「汚い」か「キレイ」かをもう一度見直して見てはいかがでしょうか。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。