生活相談員(ショートステイ)と看護師

ショートステイの相談員をしていると色々な場面に遭遇します。解決できないこともありますが、みんなでアイデアを出しながら、解決していきましょう。

<ここは病院ではありません>

この言葉は看護師さんがよく言います。「ここは病院じゃないんだから、家に帰ってください」と言われた時に、私の頭にすぐに浮かんだのが「すみません、この方の家も病院じゃないんですが・・・」という言葉でした。もちろん中には、家が病院の先生ってこともありますので、何とも言えません。家族も家で見られないからショートステイを利用しているのに、それはないでしょう、と思ってしまいます。

<病気の人を受け入れるのは難しいです>

確かに、感染症にかかっている人を受け入れるというのは難しいです。なので、風邪を引いている人は受け入れができません。これは保育園に子供を預けている人はよく分かると思います。他の利用者に感染する可能性があるからです。でも高齢者施設のことをあまり知らない方は、驚かれます。

<看護師はどこまで偉いのか>

高齢者施設では介護士よりも看護師が偉いです。これはどこでも一緒かもしれませんが、看護師さんは強いですね。だから「家に帰らせろ」という強い言葉になるのですが、それにしても、こちらとしては、ショートに来た人を帰らせるというのはなかなか言いにくいです。看護師さんももう少し、やわらかく言ってくれればいいんですけどね

<看護師さんに落ち着いてもらう方法として>

私の施設では、看護師さんに落ち着いてもらうために、病院に受診に行っていました。受診をして、医師の意見をもらって、薬をもらってきて、個室から出ないことを約束すれば、看護師さんはそれならいいと言われて、受けてくれていました。

<受診が一番で医師の意見があればOK>

医師から、「施設で見ることができますよ」という言葉がもらえれば一番いいと思います。看護師は医師には逆らえないということがよく分かります。看護師は医師の指示がないと動けないし、勝手に治療はできないということなのです。「家に帰らせろ」と言う看護師がいたら、まずは受診をして、医師の意見を聞くことをお勧めします。



ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。