生活相談員の知識 特養待機者の精査を求める声

今日もブログを書いていこうと思います

今日は日曜日なので朝からゆっくりブログを書こうかと思ったんですが、天気がいいので朝、自転車に乗って運動してきました

まだまだ寒いですが自転車に乗って走り回っていると汗をかきます。

少しでも運動不足を解消しなければ、たるんだお腹が見苦しいです。

それはさておき本題に入ります

特養の「申込者」=「待機者」ではない

全国老人保健施設協会の会長は、次のように言ってるそうです。

特養の入所を申し込んだ人が皆待機者と言うわけではない。

入所の必要がなくなっても申し込みを取り下げる連絡はまず来ない。

有料老人ホームやサ高住が増えたこともあり親の待機者がかなり減っている可能性がある。

これは、特養の相談員をしていたら、よく分かると思います。

以前も書いたと思いますが、「特養の待機者が100人いるのに、次の入所者が決まらない。」ということは当たり前になってきているようです。

特にサ高住というのが、ポイントのようです。

サ高住は厚生労働省ではなく国土交通省になりますので、待機者の人数とは関係なく施設が建てられています。

特養がオープンする前に倒産

以前何かの記事で読んだのですが、特養がオープンする前に倒産してしまったというのです。

え?そんなことがあるの?と思われる方も多いと思います。

原因はこの厚生労働省の待機者の人数把握が確実にできていないからです。

つまり待機者は100人いますが、半分はサ高住で過ごしてます!ということが有りえるのです。

そうなると、待機者が1000人いるから、高齢者施設を建てようと計画をしても、実際に入る人は30人くらいしかいないということも想定できるのです。

そんな背景があって、特養がオープンする前に倒産するという事態が起こってくるわけです。

待機者の正確な把握が非常に重要です!

待機者の数は半年おき位で精査してほしい

待機者をしっかり把握して施設整備に生かすべきだ

間違った需要予測に基づいてどんどん箱物を作られると介護人材の取り合いが生じて現場は大変なことになると釘を刺した

これは、全国老人福祉施設協議会の経営委員長が言われたそうです。

半年おきに待機者リストを出すのは面倒ですが、正確な人数を把握しないと今後の施設建設に影響が出るのは間違い有りません。

まとめ

介護人材が十分に増えていないのに「箱物」の整備量を計画しても、介護人材がついてこない。

介護人材を確保できた分だけサービスを提供できるというのが介護現場の現状です。

人材をどれだけ確保できるのかと言う見通しを、きめ細かく立てないといけない時代になっています。

それを踏まえてサービスの整備量を考えないと大変なことになります。

待機者の状況によっては、特養を要介護1から受け入れるようにしてもいいかもしれません。

これからも、待機者についてはしっかり見極めていきましょう。

これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員としてがんばっている方の参考になればと思います

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。