デイの生活相談員として、カンファレンスに参加した時に、訪問看護の方から「リハビリはなんのためにしているか、分かってますか?」ときつく言われたことがあります。その当時は私はあまり知識がなかったので、答えることができませんでした。今回はリハビリについて、簡単ではありますが、説明をさせていただいて、生活相談員としてレベルを上げていただければと思います。
目次
リハビリテーションとは
テレビや雑誌で言うリハビリとは
テレビや雑誌で言う「リハビリ」という言葉は、手術の後に落ちた筋力を、トレーニングして筋力の向上や麻痺の回復などを目的にとした「機能訓練」とか「機能回復訓練」の意味として使われることが多いです。英語では、人が一度失った地域や立場を取り戻す、あるいは災害などで失われた街の機能が元に戻るなど、もう一度、適した状況になることを意味するそうです。アメリカに行ってリハビリをやりますと言うと、がっつり訓練すると言う意味ではないのですね。
リハビリテーションの定義
身体的、精神的、かつまた社会的に最も適した機能水準の達成を可能とすることによって、各個人が自らの人生を変革していくための手段を提供していくことを目指し、かつ時間を限定したプロセスである
国連障害者世界行動計画 1982
この文章から分かるように、「機能訓練」ではないということがよくわかります。どちらかと言うと、「人として普通に生活できるように、回復する」という意味があるようです。つまり私のように借金だらけの人間が、借金はいやだ借金はいやだと思いながら、借金に手を染めてしまうことのないように、精神的にも肉体的にも自立することを目指すということになるでしょう。
一番最後に書いてある「時間を限定したプロセス」という言葉が入っています。これは少し分かりにくい表現fですが、これは計画を意味します。
まとめ
今回は簡単にリハビリについて記入させていただきました。これで、訪問看護の人から、責められても大丈夫です。そう言っても、専門ではないので、まだ看護師の方が上なんですけど、でも答えることができるというのは重要で、特にカンファレンスで、はっきり答えることができれば、「こいつできるな」と思ってもらえます。本当はリハビリについてはもっと奥が深いのですが、詳しくはまた記事を追加していこうと思います。