介護と聞くと「きつい」という文字が浮かび上がります。
それの大きな理由の一つが、高齢者を抱えるというところです。
寝たきりになった高齢者をお風呂に入れようと思ったら、どうしてもその身体を抱えないといけません。
そして、毎日のように高齢者の身体を抱えていると、だんだん腰が痛くなってきます。
そうすると、介護の仕事が長く続けられなくなるのです。
今回はそんな介護士さんのための、福祉用具を使うための動画です。
最近は福祉用具を使うのが当たり前になっていますので、この動画を見て考えを改めてください。
目次
福祉用具を使うのは「邪道ではない」という動画
介護業務のロボット化が叫ばれています
いやいや、介護は人と触れることで技術があがるんでしょ?
そんな機械に頼ってたらいつまでたっても
うまくならないよ、と言われる方もいます。
私もそう思ってましたが、その考えはもう古いです。
今の時代は福祉用具を積極的に使う時代です。
少ない人数で利用者と職員が安全に過ごす、
その延長線には必ず福祉用具が有ります。
2025年には30万人、介護士が不足するんです?
福祉用具を使うのは邪道とか
介護リフトは面倒だとか
言っていられません。
介護士の体を大事にするために
そして、介護士さんの家族を守るために
これからは福祉用具を使わなければ
いけないんだという
意識を持つようにしましょう。
これだけ言っても
私はそんなの使わなくてもできるから
と言われる人もいるでしょう。
是非ともそう言われる方に率先して
福祉用具を使ってもらいたいと思っています。
この動画で伝えたかったのは、福祉用具の使用は邪道じゃないということです。
私が介護の世界に来たのは20年前(2003年)頃で、その頃は福祉用具を使う職員は、新人のときだけ!という考えが普通でした。
年月を重ねて介護の仕事に慣れて、介助方法のコツが分かってくれば、福祉用具は必要なくなるよ!と教えられました。
介護の経験を1年くらい積んで、福祉用具を使っていると、「まだ使ってるの?」という不名誉な言葉をいただきます。
そんな時代から20年!介護に対する考え方も変わってきました。
何より介護職員になりたいという人が減っているという現状があります。
しかも、介護士は3K(キツイ、キタナイ、キケン)という、みんなから嫌煙される言葉の代名詞にもなっていました。
そこをなんとか改善しようと介護職員も一生懸命変革をしてきました。
その結果として、福祉用具の活用が今話題として上がっているわけです。
年齢や経験に関係なく、福祉用具を使用して、自分の身体を守ろうということにどこの施設も取り組んでいます。
まずは「福祉用具を使うのは邪道ではない」という意識改革をしていくことが重要です。
また、転職を考える場合も、面接したときに福祉用具を活用しているか聞いてみるといいと思います。
もし、積極的に使っていると言われたら、そこの施設はいい施設ということになると思います。
福祉用具の動画でいただいたコメント
福祉用具を使うのとロボット化は違うかと・・・。実際はIT化は進んでいます。見守り、入力、自動体位変換マット色々。ロボットは介護士に対し負担を減らすだけ
確かにロボット化と福祉用具は違いますね。
私の頭ではだいたい同じようなものという意識でしたが、言われてみるとそうだなと思いました。
業者にもよりますが、ロボット化しましょうと言って、福祉用具を持ってくる会社もあります。
ロボット化というと、すごく広い意味で使っている人が多いですが、もっと厳密に発信しなければいけないですね。
リフト浴や特浴も1人でできる物が出てます。体験もしてみましたが、かなり怖く思いました。今、それを使い1人で入浴介助してますが、介助する側は楽ですが、暴れる人多いです。
リフトはどのマシンも恐怖を感じますね。
私も、「階段を昇降できる車椅子」に乗ったことがありますが、とても怖かったのを覚えています。
周りからみるとすごく安全に動いているのですが、乗っている本人はどうなるか分からないから、すごく怖いです。
リフトと恐怖はいつも背中合わせですね。
これから技術革新がどんどん進んでいくと思いますので、さらに安全に使用できるようになると思います。
まとめ
今回は福祉用具の使用について、ブログにしてみました。
ベテランの介護士は、福祉用具に対する考え方が古いと思います。
福祉用具に対する新しい考え方は、全体研修などで、詳しく説明すると、みんなの意識改革ができるのでおすすめです。
そして、介護ロボットと、福祉用具というのは違いがあるというのを認識しておきましょう!。
介護士の身体を守るためにも、福祉用具を積極的に使うようにしましょう。
介護士を守る取り組みを「しているか、していないか」で施設の職員数に影響が出てきますので、しっかり取り組んでいきましょう。
これからも技術が発達して、よりよい福祉用具が開発されると思いますので、新しい情報を早く取り入れ、自施設でしっかり運用していきましょう!