今日は日曜日です。
YouTubeも日曜日はたくさん見られていて、コメントがたくさん届いています。
ブログを書き終えたら、コメント返しに集中したいと思います。
それはさておき、本題に入ります
目次
「血液型と性格」の信者
「A型は几帳面だね。」「O型はいい加減だね。」というような血液型で性格を判断するというのがあります。
私はO型なので、血液型を聞かれたら「O型です」と答えます。
そうすると、だいたいほとんどの人が「やっぱりー」と言います。
血液型と性格は何か関係があるんだろうなと、小さい頃から思っていました。
これは周りが言うからそう思ってきたわけで、実は「血液型と性格は関係ない」というのが本当だそうです。
血液型と性格の信者は日本と韓国だけ
血液型を意識する民族は実は、日本人と韓国人だけだそうです。
韓国人と一緒と言われると、なんか複雑な気持ちですが、これはまぎれもない事実です。
特に日本で浸透しているのは「ABO式」という血液の分類です。
「A型」「B型「O型」「AB型」の4種類です。
正直言って、日本人全てがこの4種類に分類され、性格も分類されるというのは違和感しかありません。
世界を見たら、血液の型は4種類ではありません。
有名なのでいうと、「ABO」+「RHプラス、マイナス」があります。
これだけでも、8種類あります。
さらに細かく分類されて、300種類の血液の分類方法があるそうです。
もしそうだとして、A型のRHマイナスの・・・・・・の人は、「几帳面だけど、ちょっといい加減なところがある」というふうになるんでしょうかね?
300種類の血液型の一つ一つに性格があるとしたら、どんな分類になるのでしょうか?
血液の型で性格が変わるというのは、科学的になんの根拠もありません。
ではなぜ、ここまで広がったのでしょうか?
アンケート調査
ある学者?(能見先生)が学生にアンケートをしたそうです。
A型の人を集めて、そこに書いてある文章(性格)に「当てはまるか?」というようなアンケートだったそうです。
質問の内容までは分かりませんが、A型の人、O型の人等、それぞれに違う質問でアンケートをとって、実施されたそうです。
その結果A型の人は90%の人が自分に当てはまると答えたそうです。
他の血液型も同様の結果が得られたそうです
それでおなじみの「A型は几帳面」、「O型は大雑把」という結論に至ったようです。
それをマスコミが大々的に放送しました。
ある番組では、捏造(ねつぞう)までして、A、B、AB、Oの性格を決めつけて放送したそうです。
調査が行われたのが、1970年頃で、血液型と性格についての放送は2010年頃まで続けられていました。
その後、他の学者さんが能見先生のアンケートをA型用とO型用を入れ替えて実施したそうです。
そうすると、A型の人もO型の人も90%以上当てはまると答えたそうです。
なんともいい加減なアンケートですね。
ひょっとしたら、能見先生はO型かも?!
その後も、血液型と性格は必ず何かの特徴があると言って、アンケートやテストなどいろいろな人が試みました。
しかし、血液型と性格の偏りは全く見られなかったそうです。
まとめ
血液型で性格が違うという考え方は、40代以上の人に多い気がします。
テレビの影響をもろに受けています。
しかもあの時代は、それで視聴率が取れていましたから仕方がないです。
じゃあ何で韓国の人も血液型に性格があると信じているの?という疑問になります。
実は日本の影響だそうです。
日本にこの考え方が浸透した後、韓国で浸透したそうです。
最近では、血液型によって、免疫力が違うということも分かってきたそうです。
そして、血液型性格信者の人たちは、この免疫力の違いを「性格」に結びつけようとがんばっているようです。
血液型と性格は関連性がないという考え方が早く浸透してくれることを心から願っています。
あまりにも、ひどい差別をするようになると、「ブラッドタイプハラスメント」ということになりかねないです。
血液型と性格の関連性について話している人を見かけたら、このことをしっかり話してあげましょう。
これから生活相談員を目指す人や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います