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高齢者に多い疾患
生活相談員をやっていると、高齢者の病気を聞くことが多いと思います。その中でもこの病気はよく聞く病気と言うのをここで上げていきたいと思います。病気と言っても、本当にたくさんあって、どれを紹介していいのか迷いますので、ここでは「生活習慣病」に絞って紹介したいと思います。
生活習慣病
生活習慣病は以前は「成人病」と呼ばれていましたが
今は子どもでも病気になるという恐ろしい病気です。
年齢が上がっていくことで病気になるのではなく、食事、運動、休養、飲酒、喫煙などなどの生活習慣によって、様々な病気にかかっていくことを言います。
もちろん高齢者も生活習慣に偏りが出てくると、病気になってしまいます
糖尿病
体の中で作られるインスリンの機能が十分に働かなくなることで、血糖値が上がり、色々な病気になることです。
血糖値が上がると、なんでいけないの?
血糖値が上がること自体で、自覚症状は全くありません。糖尿病が怖いのは合併症です。
糖尿病は自覚症状がないため「サイレントキラー」と呼ばれています
甘いものに群がる「虫」を思い出してください。血糖値が高い甘い体には色々な菌や虫がよってくると思ってもいいぐらいです。
合併症として、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、末梢動脈性疾患、糖尿病性腎症・・・etc
高血圧症
これも高齢者に非常に多いです。原因は塩分の取りすぎ(塩分のせいじゃないと言う学者もいます)運動不足、ストレス、動脈硬化などがあります
だいたいの血圧は85から130の間が普通です。
症状は、動悸、息切れ、脳の循環障害、頭痛、めまい、耳鳴りなどが起きます。
この症状で飲まされる薬が、降圧薬です。その薬の前に生活習慣を見直すべきだと思いますけど・・・。
サービス利用の時は、服薬と血圧測定は必ずするようにしてください。
心疾患
心臓に関する病気です
- 狭心症(心臓が酸素不足で、胸に激しい痛みが起きます)
- 心筋梗塞(冠動脈が閉鎖して起きます。激しい痛みが起きます)
- うっ血性心不全(血液が十分に流れず、呼吸困難となります)
主に上記の3つがあります。最近は入院しなくても、食事や運動、内服で治療する場合が多く、家で治療するようになってきています。
心疾患の中には抗凝固剤を飲まれる方もいます。この薬を飲んでいると、血が止まらなくなります。歯医者に行く時は1習慣前に薬の中止をしておきましょう。
まとめ
生活相談員は、高齢者がよくなる病気については、ある程度知識があるといいでしょう。
認知症についても同じですが、言葉を知っているのと、全然知らないのとでは、あとあとの担当者会議に大きな差が生まれます。
これから生活相談員を目指すという方は、上記に書いてある疾患については最低限知っておきましょう。