生活相談員の知識!介護ロボットの現状!

このブログで度々言っておりますが、現在は介護士が不足しています。

そんな不足している介護士さんの代わりに働いてくれる、と期待されているのが介護ロボットです。

ロボットというと、アトムやロボコン、ドラえもん・・・などを想像しますが、今の介護ロボットの現状はどうなっているのでしょうか?

2019年9月現在の情報になりますが、今現在では、アトムもロボコンもドラえもんもできていません。

私の希望を言うと、アトムのようなロボットがたくさんできて、介護士の仕事をして頂ければ、人材不足なんてあっという間に解消されると思います。

まぁ「たら、れば、」の話は置いといて、実際の介護ロボットはどこまで来ているかというと、実用レベルでは、センサーがメインです。

介護ロボットはベッド?

ベッドのメーカーがすごく介護用のベッドに力を入れています。

ロボットってベッドのことなの?と私も思いました。

今のところ、廊下をスタスタ歩くようなロボットよりも、センサーがしっかりついたベッドの方が実用的ということでしょう。

いろいろなところで宣伝されているので、知っている方も多いと思いますが、ベッドがすごく進化していますので紹介したいと思います。

まずはナースコールと連動しています。

え?ナースコールと連動してるって言ったって、ナースコール用のボタンがあるじゃん?ベッドに付けたって意味ないじゃん?と思われるでしょうが、実は違います。

高齢者施設にはいろいろな人がいて、職員に申し訳ないからと言ってナースコールを押さない高齢者もいますし、認知症で押せない方もいらっしゃいます。

単純にボタンのナースコールがあるから困らないというものではありません。

最近のベッドのすごいところは、体重移動が行われると、センサーが反応してナースコールが鳴るのです。

立ち上がりが危険な高齢者のベッドにセンサーがあって、一箇所に体重が集まったら、立ち上がるかもしれないというので、ベッドがナースコールを押してくれるというのです。

これはすごいです。

その他にも、ベッドで寝ている利用者の体温や心拍数、呼吸を定期的に記録したり、寝返りが自分でできない方に、ベッドが傾いて、体重移動する機能もあるそうです。

いやー、夜に体温計を持って、10人の検温者を測ると、めちゃくちゃ忙しかったですが、ベッドが勝手に測ってくれるのは、便利です。

センサーばっかり

こんなベッドがあれば、ほんとに便利だと思います。

便利だとは思いますが、これってセンサーがめちゃくちゃ付くってことだよね?

実は今の高齢者施設はセンサーがめちゃくちゃついています。

床のマットにもセンサーついてますし、首の襟元にもセンサーがついていて、利用者さんがちょっとでも動きがあると、すぐにナースコールが鳴るようになっています。

センサーを付けすぎて、ナースコールは常に鳴っている状態です。

特に夜勤の時は、人数が1人とか2人なので、3つ同時にナースコールが鳴ると、とても対応できません。

もうセンサーは、付けすぎ状態です!センサーよりも、強くて優しいアトムを作ってください。

まとめ

今現在の介護ロボットはまだまだですが、これも時代とともに技術革新は進んでいきます。

いずれペッパー君がトイレ誘導や、食事介助などをする日も来るかもしれません。

そうなれば、介護業界も人手が足りないと言うことはなくなると思います。

それまで、人の手で温もりや優しさを感じながら過ごしてもらいたいと思います。

「人の手で介護してもらった頃はよかったなぁ」と利用者に言ってもらえるように頑張りましょう。

これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。