生活相談員はオンコール対応をしなければいけないか?という問題があります。そもそもオンコールって何?と思われる方もおられると思います。ここではオンコールについてと、相談員がオンコールになる場合を、紹介したいと思います。
目次
オンコールって何?
そもそもオンコールって何ですか?オンコールについては各事業所によって範囲が違うようです。一般的には、自宅に待機しておいて、職場で何かあった場合、すぐに出動して、問題に対処することを言います。事業所によっては、職場にかかってきた電話がすぐに転送されて、自分の携帯が鳴るなんていうオンコールもあるようです。
生活相談員は夜中に呼び出されるの?
そうなんです。相談員さんは夜中に電話がかかってきて、すぐに施設に行かないといけないことがあります。デイサービスの相談員は、基本的に夜中に営業をしていないので、オンコール対応はありません。しかし、特別養護老人ホームとかショートステイはオンコールがあります。私が相談員の頃は2人で施設の携帯電話を交代で持ち帰っていました。その日呼び出しがあって、車で移動になったらいけないので、お酒は飲めません。
生活相談員はどんなことで呼び出されるの?
夜中に呼び出しがあると言っても、私の施設では3ヶ月に1回くらいでした。呼び出されるのは利用者が亡くなったときがほとんどです。利用者が病気になっても、夜中では病院に行くこともできませんし、次の日まで待ってもらいます。転倒してケガをしても、とりあえずその日は何もできませんので、次の日に病院に行くようにします。しかし、利用者が亡くなった場合は別です。生活相談員が家で寝ていても急いで職場に行って家族と医師に連絡をとり、施設の電気を全部付け、介護士が処置に入っている間、利用者の見守りをする等の対応が求められます。呼び出されるのは、ほとんど利用者が亡くなった時です。
オンコール対応は手当が付く?
オンコールの手当については施設によって違います。私の施設は全くありませんでした。その代わり残業代がたくさんついていました。夜中に来るのはしんどいですし、葬儀屋さんに来てもらって、送り出したら、朝の5時とかだったら、家に帰ってまた職場に来るのも大変です。私の素直な感想としては、もっと手当が欲しいです。
まとめ
生活相談員は、相談業務や調整役で大変と言いますが、実はこのオンコール対応も結構しんどいです。このことをきちんと配慮してくれる施設ならいいのですが、「俺の時はもっと大変だったぞ!」と武勇伝を聞かされると、正直いやになります。朝早く対応したら、早く帰らせてあげるとか、手当をいつもよりたくさんつけるとか、優しい言葉やねぎらいの言葉をかけてくれるとかしてもらうと、相談員も気持ちが安らぎます。これから生活相談員になろうとしている方は、その職場がオンコール対応をどのようにしているかもしっかり調査しましょう。