高齢者と何を話したらいいか分からない

新人の介護職員の悩み
何を話していいか分からないと新人から言われます。高齢者と話したことがないので・・・だそうです。これを読めばスムーズに話ができます。

話す内容がないのは高齢者は関係ありません
相手は高齢者とはいえ、人ですので、高齢者だから話しができないという訳ではなく、初対面の人と話すのが苦手ということだと思います。

まずはお天気会話から
日本人はお天気から入ります。晴れていたら、「天気がいいですね」雨が降っていたら「天気が悪いですね」他にも、「暑いですね」「寒いですね」「曇ってますね」「風が強いですね」などなど思いつくことはどんどん話しかけましょう

お天気会話が続かなくなったら、褒めましょう
お天気会話でずっと話し続けるのは結構しんどいです。いい加減飽きてきたなと思ったら、相手のいいところを褒めてあげましょう。「今日も元気がいいですね」「いつも綺麗にされていますね」とか「背が高いですね」とか「堂々として男らしいですね」とか「優しそうに見えますよ」とか・・・。人間褒められて、怒る人は滅多にいません(たまにいますので注意)。

褒めて、だんだん打ち解けてきたら、自分のことを話ましょう
褒め続けるのもなかなか時間が持ちtませんね。でもここからは、相手の表情とか話をする口調をじっくり観察しながら、会話をしないといけません。自分がどこから来たのかとか、兄弟がいるとか、両親はこんな人だったとか、などなど。相手が興味なさそうだったら、話しをすぐ変えてください。相手の人が興味を持って話をするまで、話題は変え続けましょう。

相手のことを聞きましょう
相手が話し始めたら、話を聞きましょう。苦労した話とか、楽しかった話とか、娘のことなどを質問してみましょう。「どんなご主人さんでしたか?」とか「いつ頃子供さんができたのですか?」とか。あまり深く聞くと嫌がられることがあるので、相手の表情を見ながら、いやそうならすぐに話題を変えてあげましょう。

あくまでも相手に不快な気持ちを与えないように
ここまでくれば、会話が行き詰まることは少ないのではないかと思います。会話も練習です。場数をふんで、たくさんの人と楽しく話ができるようになりましょう。高齢者と話すときは、あくまでも相手に不快感を与えないようにしましょう。大切なのは「受容」と「共感」です。「自分のことを受け入れてくれた」とか「悲しいことを共感してくれた」と感じると、高齢者はどんどん心を開いてくれます。「受容」と「共感」を意識して話しをしてみましょう。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。