こんばんは、ヒデです。
今日もブログを書いていこうと思います。
市が「氷河期世代の募集」というのをやっていたので、応募して試験を受けたのですが、見事に落ちました。
全然勉強していなかったから、当然といえば当然ですけどね。
以前にも書きましたが、氷河期世代というのは、やっぱり救われないんだなと思いました。
家にお金がないから、大学も遠くに行くことができず、就職活動をしても試験に受からず、アルバイト!
アルバイトを長くやっても、大した技術は身に付かず、ブラック企業を点々として、安い賃金で働かされます。
そして、「氷河期世代の募集」に応募しても、また試験を受けてふるいにかけられ、落とされる!
またブラック企業で安い給料で働かされるという現実に戻されます。
生まれた時代が悪かった!資産があって、能力の高い人間に生まれればよかった!
それはさておき、本題に入ります
目次
利用者に対して平等!
生活相談員をしていると、利用者に対して「平等」ということが求められます。
ある利用者だけ、特別な対応をとるというのは許されないのです。
ところが、この「平等」というのは、あいまいで判断が難しいことなのです。
さらに平等の定義が「かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。」ということです。
かたよりがないというのは、全く同じサービスをするということと理解している人も多いです
極端なことを言えば、「耳がよく聞こえる人」も、「耳が遠い人」も平等に話をすることになります。
そして「認知症の人」も「認知症でない人」も平等に扱うことになるのです。
これって本当にいいの?って思います。
認知症の方にも、そうでない人にも同じ対応をするというのは、生活相談員としてはダメな対応です。
東日本大震災の時に、体育館に50人の避難者が生活している状況で、40人分のパンが支援物資として届いたそうです。
そこで、役所の人たちはそのパンをどうしたかと言うと、全部捨てたそうです。
理由は「平等に配れないから」と言われたそうです。
確かに平等には配れないかもしれませんが、ちょっとそれは違うんじゃないかなと思います。
平等というのは時に残酷な結果をもたらすこともあるのです
利用者に対して公平!
これは私の考えですが、生活相談員は利用者に対して公平であって欲しいなと思います。
公平の定義は「すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま」です
平等も公平も一緒じゃん!って思われる方も多いかと思いますが、微妙に違います。
「判断や処理などがかたよっていないこと」というのがポイントだと思います。
耳が聞こえる利用者に説明を行うときは、言葉で説明をします。
耳が聞こえない利用者に説明をするときは、筆談や手話で説明を行います。
つまり、その人に合わせて、説明を行うようにするのです。
高齢者施設で遠足に行くとき、「同じ人ばかり行くのはおかしい」と言われる介護士さんもいます。
もちろんその考え方も大事なのですが、「公平」という観点では、本人が遠足に行きたいと思っているかどうかも考えてもらいたいなと思います。
まとめ
今回は少し長くなってしまいましたが、「平等」と「公平」というのは介護の世界ではとても重要な考え方じゃないかなと思います。
介護士さんが利用者に対するケアのことで、もめることは日常茶飯事です。
平等の考え方もすごく重要です。
そして公平の考え方もすごく重要です。
施設の中で考え方が分かれてしまったときは、この「平等」と「公平」という観点からみていけば、解決策が見つかるかもしれません。
これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員としてがんばっているかたの参考になればと思います。