生活相談員をやっていると、実習生と関わることが多くなります。
実習生は若くて、会話そのものの経験も少ない方が多いです。
そんな実習生から言われるのが
高齢者の人と何を話していいか分からない
と言われます。
目次
なぜ「何を話していいか分からない」と言われるのか?
おそらく研修中に「利用者の方とコミュニケーションとって!」と言われるのでしょう。
介護士さんも自分の仕事があるから、それを片付ける間、実習生さんに指導できない間があります。
その時に「利用者とお話しして!」と言われるのだと思います。
実習生さんからしたら、突然高齢者の方と話をしろと言われても、何を言ったらいいんですか?と思うでしょう。
会話というのは、今までの生活の中で相手の性格を知って、今までのお互いの経験を通して、いろいろな話ができるものだと私は思います。
何も相手のことが分からずに、また、自分のことも知っているかどうか分からない人といきなり会話をするのは、なかなか難しいです。
そういった背景もあって、実習生は「高齢者と何を話していいか分からない」と言ってくるのだと思います。
何を話したらいいか指導するとしたら
学生さんから”何を話たらいいか分からない”と言われたときどんな指導をしますか?
まずは学生さんや新人さんに寄り添うように、共感しましょう
”いきなり会話をしろと言われても、難しいよね。”
”初対面だからすごく難しいと思うよ”
こんな言葉で共感してあげましょう。
その後で指導に入ります。
初対面の人はお天気会話から
初対面の人と話すときは、
まずはお天気会話から入るといいですよ
”晴れてますね”、”曇ってますね”、”天気が悪いですね”
といった具合に天気のことを話すのは日本の古くからの習慣なので嫌がる人はいません。
まずはお天気会話をマスターしましょう。
お天気会話の応用編としては、ニュースの話題を出すのも有効だと思います。
「ノーベル賞すごいですね」とか「子供のニュースはかわいいですね」とかがいいと思います。
なるべく殺人とか虐待のというニュースは避けましょう。
利用者さんが怖がってしまってはいけませんので。
野球の球団と宗教の話はしてはいけません!
初対面で話してはいけない話題もあります。
それが野球の球団の話です。
私は広島にずっと住んでいるので、利用者さんとついカープの話をしてしまいますが、初対面の人にはしないようにしてます。
初対面の人がカープ以外の球団のファンだったら、喧嘩になりますからね。
あと宗教の話もダメです。
これはみなさん分かると思いますので、説明は省かせて頂きます。
まとめ
今回は初対面の人と話をするときに、何から話したらいいかを中心に書きました。
このお天気会話がクリアできれば、次は自分の生い立ちを話したり、自分の性格のことを話したりします。
まずは自分を知ってもらって、相手のことを聞きます。
初対面の人がどんな暮らしを送ってきたのかとか、どんな家庭を持っていたのかを聞いていきます。
その話のやり方については、また違うブログで書いていこうと思います。
これから生活相談員を目指す人や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。