特定技能制度が導入されて、外国人労働者を雇用していくことになると思います。
当然、生活相談員も外国人労働者への教育が始まってくると思います。
ここでは外国人労働者への教育のポイントを、紹介していきたいと思います。
目次
就労開始前の準備
- 住宅の手配(1人1室のアパート)
- 家具、家電の準備
- 配属先、指導担当
- 日本語、介護の勉強方法の検討調整
就労開始後
- 各種手続き(転入、転出の届け、銀行口座の開設)
- 携帯電話契約、印鑑作成、社会保険加入等
- 雇用契約、就業規則、給与明細の確認及び説明
- 日本語、介護用語、挨拶や給与の使い方の説明と研修
この中で重要なのが、給与明細の説明です。
せっかく稼いだ給料なのに、なぜか税金をたくさん取られて、給料が減っていると言われます。
確かに、日本人からしても、これって税金を払い過ぎてるんじゃない?と思ってしまう額が取られているので、外国人は特にそう思うでしょう。
給与については、他の業種で働いている仲間とも比較するそうなので、なぜ金額が違うのかと詳細に聞かれることがあります。
給与については、お金のことなので、お互いに一番シビアになるところでもあります。しっかり説明をして、後からトラブルに奈良にようにしましょう。
まずは日本語の勉強から
講師を招いて、日本語の勉強をしましょう。
特に講師を招かなくても、職員が日本語を教えればいいじゃん
と思うかもしれませんが、これは間違いのようです。日本語と言っても、日本人は文法を意識して話をすることはありません。
しかし、日本語の先生は、文法から説明してもらえます。
文法なんかなくても、私たちは普通に話てますよ
そう思われる方もいるでしょう。しかし、文法を知って日本語学習をするのと、日本語を知らずに、学習を進めるのとでは、学習効率が全然違うのだそうです。
基本をしっかり学んで、そして、応用に移るというのは、どの勉強でも同じのようです。
介護福祉士試験対策
介護福祉士の資格は国家資格です。この国家資格を海外人材の人が取得すると、色々な特典がついてきます。
家族と一緒に日本で生活ができるようになったり、日本の永住権がもらえたりします。
日本に住みたいと、思われるのであれば、介護福祉士を取得するのが、一番の近道だと思います。
勉強としては、テキストや問題集を用意します。
この介護福祉士の試験対策の講師は、介護福祉士を持っている職員さんができると思います。
言葉の壁があるので、そこは日本語勉強会でしっかり勉強をして、技術的なことをしっかり教えていきましょう。
まとめ
外国人を職員にして、色々な不安があると思います。
高齢者の人に受け入れられなかったらどうしようとか、家族からクレームがくるのではないか等。
しかし、日本人というのは、人種や国籍で人を差別するという習慣はあまりないようです。
外国人というよりも、人としてどうなのかを日本人はよく見ています。
外国人を教育する時は、色々と気を使いながら、その人の能力を見極めながら進めていかなければなりません。
これから外国人を教育される方は是非参考にしてみてください