監査の項目の中に、消防訓練を定期的にしているか?という項目があります。
特養の方は24時間365日利用者のケアを行う施設なので、年に2回しなければいけません。
日中だけサービスを行う事業所は、年に1回避難訓練をしなければいけません。
しかも利用者も参加して行うことが原則になっていますので、デイサービスをやりながら、避難訓練をしなければなりません。
流石にそれは無理でしょう
と言いたいところですが、監査で指摘されるのは面倒なことが多いので、どうやったらできるかを考えてみましょう
目次
利用者5人くらいで訓練
少ない人数なら対応できそうです。
外に出る訓練も兼ねてやってみるといいかもしれません。
簡単ですが避難訓練の流れを書きます
- 避難訓練開始の合図
- 出火場所を特定する
- 初期消火を行う
- 初期消火に失敗したら利用者を安全な場所に誘導する
- 全員の誘導が終了したら、利用者人数、避難者人数を把握する
- 人数を施設長と消防の人に伝達する
- 避難訓練終了の合図
これを職員と利用者で打ち合わせをしておいて、訓練をしましょう
打ち合わせなしで、ぶっつけ本番でやると必ず失敗します
デイサービスのレクとして避難訓練を行ってみましょう
これは全員でやるので、リアル感が増します。
毎日「今日のレクは何をしようか」と考えていますが、その必要がなくなります。
まずは「今日のレクは避難訓練です」と利用者に伝えてみましょう
火元の説明とか、逃げる経路の説明とかを全員にしていきます。
さすがに全員を避難させるのは難しいかもしれませんが、レクだと思ってやればみんなも楽しんでできるのではないでしょうか。
この避難訓練をレクとしてやるのは、私もやったことがないので、利用者の反応がどうなるかは責任が持てません。
以前のブログで「映画レクはレクじゃない」ということを書きましたが、お客さんはあまり喜ばないかもしれません。
避難訓練中のポイント
- 避難するときは、なるべく車いすを使いましょう。
- 逃げる場所を必ず確保しましょう
- 認知症の方は混乱するので、訓練からは除外しましょう
- 訓練にかかった時間を測りましょう
- 反省会をしましょう
上記内容がポイントになります。