生活相談員の将来!閉鎖施設のニュースがありました。

今日も立花孝志のYouTubeを見て、埼玉の参議院の補欠選挙はどうなるだろうと、ワクワクしています。

投票率が上がると、立花孝志さんが当選してしまうので、埼玉県も選挙がありますと大きく宣伝していないそうです。

ホームページにも、選挙があるというのは1行だけ書いてあって、選挙に行こうという大きな宣伝はありませんでした。

今週末は本当に楽しみです。

それはさておき、本題に入ります。

私のYouTubeの動画にも上げましたが、静岡県の特養を持っている施設が閉鎖になりました。

特養を持っているのに閉鎖になるの?と思われるでしょうが、各都道府県で閉鎖に追い込まれる施設が出てきているそうです。

しかも、この法人は3施設を運営していたので、規模としては大きい施設になると思います。

テレビのニュースでも流れたそうですが、今日10月23日の午前中で施設に入所してる133人全員が退去したそうです。

閉鎖理由は人員不足

ニュースでは、「人員不足による経営難に陥った」とされています。

人材を確保するために、広告費をかけて募集して、人材紹介会社に多額の紹介料を払ってそれでも人が集まらなかったのでしょう。

おそらく介護職員が集まらないから、利用者の受け入れ人数を制限してしまったのでしょう。

そして、利用者を制限すると、収入が減ります。

収入が減ると、十分な給料を職員に払えなくなります。

そうなると職員は不安になってきます。

今のうちにどこか就職先を探さなくては!と思って就職活動をして、次が決まったら、さっさと転職してしまいます。

そうなると、さらに利用者の受け入れを制限するようになって収入が減ります。

この悪循環が、施設を閉鎖するまで追い込んだのでしょう。

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本当に人員不足だけ?

ここからは私の推測なので、読みたくない方は読まないでください。

「人員が足りないから、閉鎖するしかない」って言ってる経営者ってどうなんででしょうか?

たとえ本当に人口が少なくて、運営できない状態であったとしても、経営者は「私に魅力がなかった。人を引きつける力がなかった。申し訳ない。」と言ってもらいたいです。

そんなふうに言ってくれる経営者なら、きっと人は辞めていかなかったと思います。

もっと利用者に満足してもらうにはどうしたらいいだろうか?とか、もっと職員に給料を払うためにはどうしたらいいだろうかと真剣に考えていたら、こんな風になっていなかったと私は思います。

地域の人と一緒に、高齢者を支えるような取り組みをして、ボランティアの人も受け入れていたら、閉鎖まで追い込まれることはなかったのではないでしょうか?

私の勝手な推測なので、反論がたくさんあると思います。

まとめ

経営者というのは、下の人から厳しい目で見られているということを忘れてはいけないと思います。

ほんの少しでも、下の人を軽くみるようなことをすれば、それだけで全員去ってしまうことだってあるのです。

人の上に立つ経営者なら、職員の誰よりも働かないといけないですし、職員全員を守るつもりで戦わないといけないと思います。

今までは、特養という箱を作っておけば、簡単に施設運営して儲けることができたかもしれませんが、これからはもうダメです。

きちんと職員に経営者の思いを伝えて、職員のためにしっかり協力して、職員さんから「この施設のためにがんばろう」と思ってもらえるような、施設を作っていかなければなりません。

これから、運営を間違えた施設はどんどん閉鎖に追い込まれていきます。

閉鎖になってから「あの時こうしとけばよかった!」とか「職員のためにがんばればよかった」とか、そんなことを反省したって遅い!

私の勤めている法人も、ある事業所が休止になります。

「寂しくなる」とか「もっとできることがあったのではないか」とか、そんなふうに思っても、もう戻ってきません。

全てが手遅れです。

そして二度と元には戻せないのです。

こんなふうになる前に、今できることはやっておきましょう。

一言でいいので、職員さんに声をかけることを忘れないようにしましょう。

反省と自戒を込めて書きました。

これから生活相談員を目指す方や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

生活相談員を13年やってました。 今はケアマネの資格を持って、ケアマネの経験もあります。 生活相談員としての業務が長いので、そちらを記事にしています。