生活相談員も経験を持てば、ケアマネの資格を取ることができます。
生活相談員さんに
「ケアマネの資格取らないの?」
と聞くと、「こんなに忙しいのに、勉強する時間ない!」とか、「ケアマネをとったら、ケアマネの仕事をやらされて、さらに忙しくなる!」と言うような否定的な言葉を聞きます。
落ちた時の言い訳かもしれませんが、あまり勉強はしたくないようです。
私は生活相談員とケアマネを少し経験しました。
生活相談員はケアマネの資格を持っていた方が絶対にいいと思います。
目次
ケアマネの資格を持つべき理由
資格を持つということは、勉強するということです。
私は生活相談員もケアマネの勉強は絶対に必要だと思ってます。
介護保険の仕組みは、生活相談員の仕事をしていてもでも十分知ることはできますが、ケアマネを知るともっと知識が深くなります。
知識が深くなるだけでも、ケアマネさんと話をするときに役に立ちます。
ケアマネの仕事が分かります
ケアマネの仕事は、特に資格を持ってなくてもだいたい理解できます。
こんな風にやってるんだろうなと、ある程度予想できますが、ケアマネの仕事をやってみて、相談員のときに想像していたのと全然違うなと思いました。
特に違うと感じたのは、記録量と作成書類の多さです。
私が最初につまづいたのが、支援経過記録です
書かなければいけない内容が決まっていて、それを打っていないと後でケアプランチェックなどで指摘されます
また計画書の作り直しや、計画書の差し替えが頻繁にあることも、驚きました。
それから認定調査も結構大変でした。
一応認定調査の研修は受けていたのですが、実際には研修で習うよりももっと大変でした。
資格の有無?
もちろん資格の有無が重要だとは思っていません。
お互いの仕事や立場を理解することが重要だと思っています。
生活相談員さんからは「ケアマネさんは冷たい」と言われることがあります。
しかし職務内容から、ケアマネが直接介助することができなかったり、サービスを手配できなかったりする現状があります。
そういったことをお互いに理解することが、とても大事だと思っています。
そしてお互いの仕事を理解することで、より円滑にサービスを提供できると思います。
まとめ
生活相談員とケアマネの仕事を両方やりましたが、どちらも仕事として大変です。
生活相談員の場合は、生活相談員がいなくても、他の介護士さんや、事務員さんがケアをしてくれます。
ケアマネさんは、その担当のケアマネさんがいなかったら、他のケアマネさんでは状況が全然分かりません。
それでも、ケアマネさん同士で協力して、休みの日は対応をするのですが、限界があります。
結局休みの日でも、電話をして対応してもらう状況になります。
そういった状況では、ケアマネさんの負担は大きいかもしれません。
できれば生活相談員も積極的にケアマネの試験を受けることをおすすめします。
これから生活相談員を目指している方や、今現在生活相談員として頑張っている方の参考になればと思います。